新 刊 紹 介
いじめの中で生きるあなたへ
−大人から伝えたい「ごめんね」のメッセージ

「いじめは子どもたちのせいじゃない!私たち大人が悪いのです。」

一人娘をいじめで亡くした母が、全国10万人の子どもたちに直接語りかけたメッセージ
○自分の言葉であいてが傷ついてしまったらどうする?
○「いじめられる側にも問題がある」本当にそうなの?
○「やられたらやり返してこい!」それって正しいこと?
心の内側にある答えを、一緒に探しましょう

「優しい心が一番大切だよ」
人と人がつながるとき、
何にも代えがたく一番大切なもの、
それが「優しい心」なのだと思うのです。
子の言葉の輪がどんどん大きく広がっていったら、
きっと優しいあたたかい社会になるはずです。


いじめの中で生きるあなたへ小森 美登里著(WAVE出版、1365円)
わが子をいじめから守る10カ条

いじめ問題解決を目指すNPO法人理事長が語る本当にすべき10のこと

あなたは子供の危機を見逃していませんか?


いじめ対応の落とし穴を回避し、徹底的にわが子を守るための10か条
○「がんばれ」と言ってはいけない
○親子の信頼関係を過信しない
○不登校や転校で安心しない
○いじめによる心の傷を甘くみない
○子どもを加害者にしない


わが子をいじめから守る10カ条武田さち子著(WAVE出版、1365円)
『性犯罪被害にあうということ』
あるシンポジウムで、発言する機会を与えられた。
実名を出し、にっこりと挨拶をして、
性犯罪被害者とは・・・・と自分の経験を話した。
自然なことだと思っていたのに、なぜかその反応は大きかった。

2000年8月31日、性犯罪被害にあった。
生まれてから24年間、住み慣れた街で。
その日から変わってしまった身体・考え方やものの見方、
家族や恋人・友人との関係・・・・・・。
被害者にしか語れないリアリティー。

『性犯罪被害にあうということ』小林美佳著(2008・4・30発行、朝日新聞社出版、1200円+税)
『STAND 立ち上がる選択』
レイプの被害から立ち上がったフォトジャーナリストによる魂の手記

 

 思いもよらぬ事件が、思いもよらぬ出発となる・・・。
 レイプの被害から立ち上がりアメリカで性暴力被害者の写真プロジェクトを展開した日本人フォトジャーナリスト。彼女が恐怖、怒り、悲しみ、憎しみを乗り越え、性暴力被害者の声を全米中に届ける活動をするまでの軌跡をつづった魂の手記である。
 アメリカでフォトジャーナリストとして働いていた。ある夜自宅に侵入してきた男にレイプされる。全く予期しない理不尽な事件。平穏で安全な日常が一夜にして崩れてしまう。恐怖・怒り・悲しみ・パニックの中での捜査・裁判、転居・転職。乗り越えたと思った矢先の悪夢(PTSD)、うつ。そんな彼女の再生の生き様が克明に記されている。

 レイプは魂の殺人である。つまり、人の尊厳を踏みにじり、人権を奪い取ってしまう。被害者支援の最終目的は「victimからsurvivorへ」であるが、その事はつまり、そこから新たに自分の価値を見出し前進していくことだ。しかし、その過程で起こる様々な症状(トラウマ、うつ、PTSDなど)に苦しめられ、困難きわまることだ。
 今の社会には、まだまだ無理解と偏見が多く、被害者はさらに二次被害を受け傷ついている。その意味では、事件に関わるすべての方々に勧めたい。それは、その家族・友達・本人にも(エネルギーのいる仕事だが・・・)。

一人ひとりの力は小さいが、実はとても大きな意味がある。小さな自分がどんな状況にあっても諦めないで、また、周りも「そうだ」と思うその連鎖反応が、大きな力を生み出していく。
 このことは、虐待という負の連鎖反応が次の世代に受け継がれる事を防ぎ、次の犠牲者を作り出すことがないようにという、深い思いが込められている。

レイプで人生は終わらない
「この本が、泣き寝入りを強いられている性暴力被害者へ届くことを願っている。その一人ひとりが、世界でたった一人の特別な存在であること、つらい経験があるからこそ、被害後の人生をもっと輝いて幸せに過ごすことが可能であることに気付いてもらえるよう祈りつつ。」(「あとがき」より)



STAND 立ち上がる選択』
大藪 順子(おおやぶのぶこ)著
いのちの言葉社フォレストブックス
四六判356ページ
税込み 1,575円
『ここにいること』
地下鉄サリン事件の遺族として

 霞ヶ関駅での勤務は気に入っている、と言っていた主人が、そのホームで、サリンのために死亡した。主人には、何でも相談してここまでやってきたのに、これからどうすればいいの?誰に頼ればいいの?と、ともすれば私も、そのまま仏壇の前で動けなくなってしまったかもしれない。
 しかし、地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人として歩み出した私は、その目的に向かって全力を尽くしたいと思うようになった。(本書「あとがき」より)
                         
『ここにいること』地下鉄サリン事件の遺族として
高橋シズヱ著
岩波書店 220ページ 本体1,700円+税
『<犯罪被害者>が報道を変える』
被害者が、取材や報道の仕組み、そして記者の立場などを知っていたら、もっと記者との距離が縮むのではないか。〔中略〕まずは、被害者の率直な意見、取材時にどんなことが起きたのか、不快に感じたこと、困ったこと、よかったこと、改善してほしいことなどを〔記者に〕聞いてもらって、記者からは取材する立場の事情や意見などを聞かせてほしいと思った。

       本書「第1章 もっとお互いに理解しあえたら 高橋シズヱ」より

高橋シズヱさんのプロフィール
1947年生まれ、95年3月に起きた地下鉄サリン事件で、営団地下鉄霞ヶ関駅助役だった夫一正(当時50歳)を亡くす。「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人、98年に被害者の手記集『それでも生きていく』(サンマーク出版)を上梓、被害者救済のため活動する。また、日本各地の犯罪被害者と交流し、講演などで支援や対策の必要性を訴える。とくに、犯罪被害者にとって報道は不可欠と考え、記者との信頼関係構築をめざしている。

高橋シズヱ・河原理子編『<犯罪被害者>が報道を変える』(2005・1・26発行、岩波書店、1800円)
『犯罪被害者の声が聞こえますか』

もう隠れない。
もう泣かない。
被害者たちが立ち上がった!

・・・桶川ストーカー殺人事件・・・
・・・山口県光市母子殺害事件・・・
・・・文京区幼女殺害事件・・・
・・・池袋通り魔殺人事件・・・

東大作著
(2006・4・20発行、講談社、1900円)
『再会の日々』犯罪被害者の親として

もう一度会いたい・・・

受刑者からの手紙、本人訴訟、
そして刑務所での異例の”対面”。
暴行事件で娘を失った両親が
「真実」を求めて闘った1533日の歩み。


曵地正美・曵地豊子著
(2006・7・31発行、本の森 、 323p、本体1600円+税、本の森) )
犯罪被害者支援のカウンセリングについて
財団法人関西カウンセリングセンター理事長 井 本 惠 章
 平成9年大阪府警察本部に犯罪被害者支援を目的として被害者対策室が開設されました。支援開始に先立ち初代被害者対策官が当センターを訪問され、大阪府警察被害者対策室の被害者支援計画を説明されました。計画の中心は、他府県警察においても困難であったカウンセラー派遣制度の実施でした。
 幸い、当カウンセリングセンターこころの相談室には65名のカウンセラーが在籍していましたので、その中から派遣カウンセラー10名(女性8名、男性2名)、バックアップのカウンセラー20名を選出して犯罪被害者支援をお手伝いさせていただく準備をし、スタートしました。
 カウンセラー派遣制度の概要は、犯罪発生時に、カウンセリングが受けられることを被害者の方に伝え、希望される日時にカウンセラーを警察署に派遣してカウンセリングをする方式です。大阪府内の警察署は64署あります。派遣カウンセリングが受けられる期間は、犯罪発生から2週間以内。2週間以内ならば希望すれば何度でも受けられます。1回のカウンセリング時間は2時間を限度とし、事件発生より、2週間以降の場合は、当カウンセリングセンターこころの相談室に来室して頂き、無料でカウンセリングを受けることができます。2回目からは有料になります。
 大阪府警察では、各警察署にこのカウンセリング制度と、その実施に際して署員のカウンセリングに対する理解や、犯罪に遭われた方々への対応についての指導をしているとお聞きしています。このようにして、本年9月末までに200件余の犯罪被害者の方々のカウンセリングを行っています。
 阪神淡路大震災、池田小学校事件時にも、カウンセラーを組織し、支援活動を行いました。この悲惨な出来事については、現在も無料カウンセリングを行っています。
 このような支援活動には、ボランティア意識の高い、良質なカウンセラーが多数必要で、これについても当センターで育ったカウンセラーから支援活動時に協力者が多く、感謝しています。
 最後になりましたが、被害に遭われた方々が一日も早く元気になられることを、関係者一同より願っています。
NPO法人 大阪被害者支援アドボカシーセンター ニュースレター 通巻第5号から転載
小冊子を作りました!
「犯罪被害にあう」ということ
─あなたに知ってほしいこと、あなたにできること─
被害者についての学術的な本や被害者の手記などはすでに多く出版されています。この冊子では、私たちが実際に支援の現場に関わる中で学び取ってきたことを、私たちの言葉でわかりやすく多くの方にお伝えできればと考えて作成しました。
ご希望の方は、センター事務局までお申し出ください。
問合せ先:大阪被害者支援アドボカシーセンター
事 務 局  TEL06−6872−0527
       FAX06−6872−0503
  
NPO法人 大阪被害者支援アドボカシーセンター ニュースレター 通巻第5号から転載
被害者をさらに傷つけることは…
@事件・事故に対する好奇の目や詮索は、もっとも被害者を傷つけます。

A傷つけることばは…
 「あなたにも、落ち度があった」などの言い方は被害者を苦しめます。

 「元気を出して」や「がんばって」という励ますつもりのことばも、わかっていてもそうできない被害者を、さらに苦しい気持ちにさせます。

 「世の中には、もっと不幸な人もいる」「あなたには他にも子どもがいる」「運命だと思って・・」「時間が解決してくれる」のような安易ななぐさめも、被害者にとっては心苦しくつらいものでしかありません。

 「あなたがいつまでも悲しんでいると成仏できない」「あなたがしっかりしないと・・」「早く忘れて・・」といった言い方も、被害者が自分の本当の気持を出せないことにつながります。

 「賠償金や保険金がたくさん入ったみたいね」といったことばも、被害者の心情からかけ離れたものです。お金をいくらもらっても被害者の悲しみ・悔しさが軽減するものではありません。
 しかも現実は、民事裁判で損害賠償を認める判決が出たとしても、実際には強制力はなく、またほとんどの加害者は支払い能力がないので、判決どおりに実行されることはあまりありません。
上記「小冊子」から転載

(社)被害者サポートセンターおかやま
(VSCO)
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