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相談・支援は無料 月〜土曜日 午前10時〜午後4時
祝日・年末年始は休み
社団法人被害者サポートセンターおかやま
自助グループ「もえぎいろの会」
徳 永 和 枝
平成19年7月7目、娘(当時21熾)は、広島市内で1 8歳の少年に殺害されました。もうすぐ、いなくなって一年がきますが、どこからか、「お母さんただいま。」と言って帰ってきてくれる上うな気がします。この事件で分かった真実は、娘は風俗の仕事をしていて、仕事先で少年に殺害されたということです。娘の仕事について、私達は印刷会社でアルバイトをしていると聞いていましたので、驚きとショックを隠せませんでした。
娘を亡くした被害に遭い、その上、私達を傷つけたのは、広島県警が、私達遺族が身元を確認する前に、娘の実名・職業やその実家の住所を公表し、そのような公表をしたことを、私達に知らせてくれなかったということです。それによって、私達は報道被害を中心とする二次被害を受けました。被害者の人権は誰が守ってくれるのでしょうか。この事件で、私は大きな三つの壁にぶつかりました。
私は、これらの問題は私一人では解決できない問題ではないか、弁護士の介入が絶対に必要ではないかと考え、被害発生の直後から、民間の被害者支援団体に支援をお願いしました。これが被害者サポートサンターおかやま(VSCO)やT弁護士との出会いです。
そして、今年5月21目、広島地裁で初公判が行われました。公判には、同弁護士をはじめVSCOのスタッフの皆さんが同行してくれました。そして、検察庁や裁判所の対応も、とても丁重で、マスコミに会わないように様々な配慮をしてくださったり、公判後の検事さんとの意見交換の時間をもってくださったりと、私達遺族だけではここまでの対応はなかったと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
被害者サポートセンターおかやま(VSCO)にお世話になり、約1年が経とうとしておりますが、私と一緒に泣いてくださり怒ったり気持ちを共感してくださって、私達遺族はどんなに救われたことでしょう。支援員の方と被害者は人間同士、対等という考え方をもち、活動されていることに敬意を表したいと思います。
娘がいなくなった悲しみは、癒えることはありませんが、皆様のお力添えをお借りし、これからも生きていきます。
ひとつだけ、願いが叶うとしたら「娘にあいたい。」私の願いはこれだけです。
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