早期援助団体とは

Q.早期援助団体って何ですか?


早期援助団体は、犯罪被害者等(被害者やその家族・遺族)に対して、支援を適正・確実に行うことができるとして、都道府県公安委員会から都道府県で唯一(北海道は2つ)指定された民間団体です。
犯罪被害者等の支援に関する法律により、犯罪被害者等の支援に取り組む民間団体の中核的存在として位置づけれられています。


Q.早期援助団体は、何をするのですか?

被害者等が同意すれば、被害者等の氏名・住所・犯罪被害の内容などを、警察本部長等が、早期援助団体に知らせます。早期援助団体は、事件後すぐに、被害者等のもとへ駆けつけて寄り添い、被害者等のニーズに沿った支援活動を始めます。


Q.なぜそのような制度が必要なのですか?

犯罪被害等を受けた直後の被害者は、混乱やショック状態にあって、自分から支援を求めることができづらいからです。また、支援してくれる民間団体が信用できる団体なのか、プライバシーを守ってくれるのかなど分からないため、支援を求めることを躊躇することもあります。
しかし、犯罪直後から適切な支援を受けると被害が軽くすんだり、被害者の立ち直りが早いのです。このことは、欧米や韓国・台湾でもよく知られており、被害直後の支援が実現しています。

Q.早期援助団体の指定を受けるのはむずかしいのですか?

早期援助団体については、国家公安委員会規則及び都道府県公安委員会の審査基準で厳しい指定基準が定められています。
VSCOは、2011年3月29日に岡山県公安委員会から早期援助団体の指定を受け、2015年1月1日現在、30名の支援員が力を合わせて活動を展開しております。