VSCOのテーマソング「窓の外には」

窓の外には」という歌は、言葉によるいじめによって15歳で自らの命を絶ってしまった小森香澄さんの詩から生まれました。
香澄さんが9歳の時に作った下の詩をもとに、死後、周囲の方が詩と曲を作り、この歌が生まれました。

 

小森 香澄さん

窓の外には
            小森香澄


窓の外には夢がある

夢のとなりは自然がある

自然の上には空がある

空の上には星がある

未来の向こうに愛がある

愛の中には心がある

                         

いじめは犯罪です。香澄さんは、言葉によって心を傷つけられ、生きていく力を失ってしまいました。言葉は凶器になります。けれど、彼女の残した言葉は詩となり、歌となり、私たちを優しい心にしてくれます。そして、この歌は、優しい心を伝える力も持っています。

この歌は、わたしたちVSCOのテーマソングです。


窓の外には

作詞 Kasumi&T.Hirashima
作曲 T.Hirashima

 窓の外には夢がある 夢のとなりは自然がある

 自然の上には空がある 空の上には星がある


 私達が生きる地球という船で

 例えどんな事があっても

 希望をみつけて生きていれば


 笑顔はきっと戻ってくる 明日の朝日胸に抱いて

 思い出 手の中握りしめて

 また明日一つ夢を見る


 星の向こうに未来がある 未来の向こうに愛がある

 愛の中には心がある 優しい心がそばにある

 私達が歩む大地の上で

 例えどんな事があっても

 愛という芽を育ててゆけば


 幸せはきっと花を咲かせ 未来の命つないでゆくよ

 思い出 手の中握りしめて

 また明日一つ夢さがす



 夜空に輝くいくつもの星が

 私の心につぶやいた 君の未来も輝いてるよ

 自由の翼力強く そしてまたひとつ大人になり

 優しい心に飛び込もう 窓の外には夢がある

 


下をクリックすると演奏が始まります

 

 


優しい心が一番大切だよ

小森香澄さんのお母様、小森美登里さんが書かれた本

「優しい心が一番大切だよ。その心を持っていない、あのコたちの方がかわいそう」

小森家のひとり娘、香澄さんは、15歳の夏の日、恨みの言葉ではなく、 こんなにも優しい言葉を遺して天国へ旅立ちました。 母、美登里さんは、絶望の日々のなか、この言葉に応え、夫と共に真実を求める険しい道を歩み始めました。

ひとり娘をいじめで亡くして
小森美登里
2002年1月刊行 定価 1,575円(本体 1,500円+税)
WAVE出版 p.206